本プロジェクトにて寄贈した絵本は「ダイバーシティ&インクルージョン」に関係するものになり、成長過程の中でも大切な幼児期の子どもたちに、絵本を通して多様な個性に触れる機会をつくることで、その後の人間形成に貢献することを目指しました。また、本プロジェクトには企業にもご参加いただき、従業員の皆様が多様な個性を受け止め、尊重することに意識を向けるきっかけとなるプログラムと、ダイバーシティ経営を実践するための具体的なプロセスについてのセミナーを実施いたしました。最終的にご参加いただいた保育所、認定こども園、幼稚園の数は52施設、企業は20社となりました。
企業の従業員の皆さまには「ダイバーシティ&インクルージョンセミナー」と題し、LGBTQについてや障害をお持ちの方の生活について学ぶ機会を設け、多様性と包摂性について学んでいただきました。また、続いて行われた「えほんの紹介会」では「ダイバーシティ&インクルージョン」に関する様々な絵本を紹介いただき、子どもに読み聞かせする意味や注意点などを学んでいただきました。さらに、ご参加いただいた企業にて寄贈する絵本を題材にしたディスカッションを行い、身近な人の感じ方や考え方が皆それぞれ違うという点を感じていただきました。
最後に、金沢市の保育所、認定こども園、幼稚園に多様性をテーマにした絵本合計260冊を寄贈しました。
また、3つの図書館にも絵本合計66冊を寄贈しました。
これらの活動を受けて、「えほんでつなぐプロジェクト」の取り組みが認められ、金沢市より感謝状を授与いただきました。
本事業にて多様性について触れ、考える機会となり、多様な個性を受け止め尊重することの大切さを感じていただきました。また、「絵本」というツールが大人や子どものどちらにも受け入れられやすく、ダイバーシティ&インクルージョンを学ぶ最初の入り口として適しているということがわかりました。私たち金沢青年会議所は心豊かな社会を実現するために、ダイバーシティ&インクルージョンへの理解を深めてまいります。