親が学び、子どもが学べる環境づくり!!
■なぜこの事業を実施したのか
子どもたちが将来の選択肢を自ら広げていくためには、お金の仕組みや働くことの意味を早い段階から学ぶことが重要です。しかし、学校や家庭でお金の話をする機会はまだ多くありません。親子で前向きにお金について語り合うきっかけをつくり、「生きる力」としての金融リテラシーを育むことを目的に、本事業を企画・実施しました。
■事業内容
「学ぼう!子どもたちのためのお金の教育」は、小学校高学年の保護者を対象に、親が子どもたちにお金を有効に活用できる方法を教えられるよう実施しました。第一部の講演会では、『きみのお金は誰のため』の著者である田内学氏をお招きし、お金の価値や使い方など、お金に関する本質的な概念について講演をいただくことで、参加者が前向きにお金の学びに取り組めるようになりました。
第二部の「お金キッズラボ」では、親子参加型の体験イベントを通じて、子どもたちがお金を身近に感じてもらうとともに、親子でお金の使い方を学ぶ取り組みが必要であると捉えてもらいました。



■その結果どうなったのか
第一部に参加した方は「今後、普段の生活からお子さんにお金を有効に活用する方法を教えられますか。」の問いに対して「教えられる」「少し教えられる」と答えた人が100%で、事業を通して参加することで、お子さんとの普段からのお金についての会話が増えたり、お金の教育について何かしらの取り組みを行うようになりました。
■今後の展開について
教育委員会とJ-FLECはじめ金融広報委員会の子ども向けプログラムに本事業の検証も踏まえて、それぞれが、需要と必要性を理解いただけていることから、子どもが実際に体験や経験をするプログラムを教育委員会の需要に合わせながら進行できることに期待がかかります。
■担当者より一言
本事業は、「親御様が子どもたちにお金を有効に活用する方法を教えられるようにする」ことを目的に、子どもたちを取り巻く大人を対象とした講演会(第一部)と、その参加者及び子どもを対象としたワークショップ(第二部)を実施しました。
変化の大きい社会において、また各家庭の状況が異なる中で、子どもたちへのお金の教育において画一的な正解は存在しないと考えています。だからこそ、子どもたちの一番身近な存在である親御様がそのことに気づき、子どもと一緒に「何に価値を感じるのか」を考え、知識を蓄え、価値観を形づくっていくことが大切です。
第一部では、保護者自身が「お金の教育」に対する考え方を学び、家庭での教育の重要性を再認識することで、保護者自身がお金の学びに対して前向きになることを意図し、第二部では、具体的な教育の方法を理解・実践できるようになる建て付けとしました。
想定ペルソナとして「お金の教育に関心はあるが知識は十分でない保護者」を設定し事業を構築しました。当初の想定以上に関心度や知識量には個人差が大きく、集客過程では自発的、継続的に学ぼうとする高関心層が想定より少ない一方で、「何となく必要だと思う」層が多くいることが確認できました。
第一部の集客において、第二部の対象者となる参加者を多く集めることができず、第二部の参加者が少なくなるといった結果になりましたが、第一部から第二部への流れ自体は一つの成果の形として手応えがありました。加えて、第一部の前段に「興味関心を喚起するフェーズ」を設けることで、より適合度の高い参加と学びの深まりが期待できると考えます。