かなざわ燈涼会

金沢の歴史と伝統を守り、伝える

金沢は、前田利家公が約400年前に城を築いて以来、加賀百万石の城下町として発展を遂げました。その後、大きな震災や戦災からも逃れ、当時の城下町の風情を今に伝えています。金沢城を中心に犀川、浅野川の二つの流れにその文化が育まれており、加賀百万石を支える武士達のまちとして、北陸の中心ともいえる商人達のまちとして、金沢を代表する三つの茶屋街でも培われた芸のまちとして、加賀友禅、金沢九谷、金沢箔、金沢漆器などに代表される工芸のまちとして、そしてそれ以外にも本当にさまざまな魅力を持ち、美しい日本の文化を形成しています。かなざわ燈涼会はこのような金沢の全国でも希に見る食や、工芸、芸能、文化的景観の魅力を守り、受け継いでいくため、金沢に住み暮らす人々と一体となり日本全国、そして世界へと金沢の魅力を伝えていくことを目的としています。金沢ならではの工芸と美しい町並みを掛け合わせ、金沢特有の歴史的町並みや空間を体験していただく「浅野川工芸回廊」や、浅野川工芸回廊に出品いただく作家の作品を使用し、工芸に直に触れ、金沢の魅力を体験いただく「燈涼茶会」、金沢の工芸と豊かな食文化の共演を体験いただく「趣膳食彩」を開催しました。